がんばって生きないと

仕事で行った図書館で、卯月妙子の人間仮免中を読んだ。統合失調症のすごい漫画だった。統合失調症というと、震災の津波で流されて一命をとりとめた大学時代の同級生を思い出す。卯月妙子とその旦那さん、家族の姿が、今の私の心境と、父の病状、うちの旦那の事などが全然違うけどなぜかオーバーラップし、泣いてしまった。かなしいのか、感動したのか、なんなのかわからないけど。帰りの電車でも気を抜くと涙が出てきそうになり、何度も拭った。直帰の予定だったのでそのまま我が町に帰る。駅前の夕暮れがあまりにも平和で日常な光景で、そこでぐっと泣きたくなる。家に近づくにつれ泣きが抑えられなくなった。この街とこのアパートが、私の幸せな日常の象徴なのだ。二人で毎日幸せだったのになーという思いと、なんでこんなことになっちゃったんだろうという思いで涙があふれてくる。がんばって生きないと。旦那と手をつなぎたくなった。