こどもがうまれた

産前は身体のあちこちが悲鳴をあげ、早く産んでしまいたいと思ってた。いざ分娩となると、いっそ帝王切開にして下さいと思うほどの陣痛の苦しさ。なんとなく自分は安産だと思ってた。こんなに苦しむなんて想像してない。全然産める気がしなかったけど、41時間でなんとか産まれた。大きめの女児だった。さらに産後のすさまじさが半端ない。なんだこの生き物は。この夜の終わりのような声で泣く。泣き声を聞いてるとあせりで汗が噴き出してくる。おむつが少しでも濡れると真っ赤な顔で泣く。おむつ替え１日25回とか、ちょっとあなた敏感すぎやしないか。一旦泣くと神経が興奮してしばらく泣き続ける。ようやく落ち着いた頃に再びおむつ。夜中のおむつラッシュ＆ループで母はつらい。もうすぐ産まれて3週間。おむつとおなかすいたの泣きに、理由のわからない泣きが加わった。狭小賃貸暮らしなので泣かせっぱなしにするわけにもいかず。夜中に子を連れて外に出て家の前の道路を眺める。おかげで夜中のスーパームーンが見れたよ。授乳しながら寝落ちして、気がついたら朝7時。また１日が始まる。すこし憂鬱。しかし寝ている時の子は本当にかわいい。かわいすぎて起こしたくなる。たまに見せてくれるその笑顔で、母と父は明日もがんばれる。