僕はタイガー

ただの日記でしたが、2015年9月から娘ログになってしまいました。

ノンフィクション、ドキュメンタリー

最近読んだ本です。

 

外道クライマー

外道クライマー

 

 

殺人犯はそこにいる (新潮文庫)

殺人犯はそこにいる (新潮文庫)

 

ずっと気になっていた外道クライマー。 

私が学生の頃、研究室の一つ上の先輩が海外の山で遭難した。一年以上たって遺体は見つかったが、未だ収容されず山に眠っている。最近その先輩の山仲間だったという某有名なクライマーのHPを見ていたら、那智の滝をクライミングして逮捕されたという記事を見つけた。登ったのは3人。ん?セクシー登山部?なんだこの人は。沢登り?

探検部だった友人に学生の頃言われた言葉が蘇る。「ボルダリングもいいけど、沢登りとか絶対向いてるよ!」

会社の近くの図書館で予約し、ようやく借りてきて一気に読んだ。おもしろい。こんなことやりたくないけどやってみたい。今日死ぬかもしれないと思いながらアドレナリンを出しまくり、谷を走って下山していた20代半ばの頃を思い出した。(山での仕事が多かった)

 

もう一冊は、この本がすごいという記事を読んで気になっていた本。

作者は飯塚事件や桶川ストーカー殺人事件の取材をしていたらしい。たまたま何年か前に見た飯塚事件のドキュメンタリーが非常に面白く印象に残っていたが、このドキュメンタリーで取材を担当していたのがこの本の作者だったようだ。

正確なタイトルを覚えていなかったため、本屋で確かこの本だったような気がする、と買ってみた。文庫Xという名前で売られていたことを読んでる途中に知った。

読み終わった瞬間、旦那に読むようにすすめた本。これはもっと多くの人が読まないといけない本だ。うっとなるような厚い文庫だけど、止まらない。思わず憤る。買ってよかった。ただの取材ではない。真犯人を示す本である。

 

普段小説しか読まなかったけど、これを機にノンフィクション系も視野に入れて本を買うことにする。